エアコンクリーニングの効果
毎年5・6月になると「エアコン掃除めんどくさいな」となりますよね。
今回はエアコン掃除をやらなかった場合のデメリットについてお伝えしていきます。
結論から申し上げますとエアコンクリーニングを実施しないことによって生じるデメリットが3つあります。
1.健康被害が生じる
2.電気代がかかる
3.故障するリスクが高くなる
以上のことについて解説していきます。
健康被害が生じる
エアコンクリーニングをしないで使い続けた場合、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎になる可能性が高くなります。エアコンクリーニングを行うことでこれらの健康被害を抑えることができます。



冷房やドライ機能は室内の暑い空気をエアコンが吸い込んで、熱交換器で冷やした風を送り込むことによって快適な温度を保っています。
熱交換器は暖かい空気を冷たい空気に変換する場所であるため、非常に結露が生じやすくなっています。
つまりエアコン内部は湿度が高い状態となり、カビの繁殖に適した環境と言えます。
このカビがエアコンの風とともに室内に室内に排気されることで、先ほど挙げた疾患にかかりやすくなります。
実際に室内環境学会が出している論文でも、エアコンのカビ汚染の抑制対策が言及されています。
そこではカビの吸引はアレルギーを引き起こす可能性があり、それを抑制するためにもエアコンクリーニングを行う必要があると記載されています。
またカビの発生部はエアコン内の深部であるため、エアコンを解体してクリーニングすることが望ましいとも記載されています。
電気代がかかる
これはあまり知られていませんが、エアコンクリーニングをしていないと電気代が高くなります。
この理由も先ほど出てきたカビや埃が原因です。
先ほども記載したようにエアコンは室内の吸い込んで、その空気を冷やすことによって室内を快適な温度に保ちます。
この室内の空気を吸い込む際に埃も一緒に吸引してしまいます。
そしてこの埃が熱交換器に詰まることによって冷却効率が悪くなり、その分モーターは常に高回転し続けなければなりません。
これが電気代が高くなる原因です。
一般的にエアコン掃除をしないで使用し続けると、風量が30%落ちると言われています。
これがどれだけの損失があるのか計算してみましょう。
エアコンの電気代は1日平均6時間運転させた場合、100円ほどかかります。
1ヶ月で3,000円
1年で36,000円ほどかかります。
いかがでしょうか。
エアコンクリーニングを実施していないと
41,400円−36,000円=5,400円 の損失が1年間に出てしまいます。
つまりエアコンクリーニングした時に比べて電気代が15%も上がることになります。
エアコンを使用する時間がさらに長いとこの差も大きくなりますね。特にコロナ禍で在宅時間が増えたことを考えると、この差はさらに大きくなっていると予想されます。
故障するリスクが高くなる
クリーニングをしないことによる3つ目のデメリットは、故障するリスクが高くなる事です。原因はやはり埃です。
空気と共に吸い込んだ埃がエアコンに付着しすることで、エアコンの抵抗が高くなり必要以上に熱を発生します。
またエアコン内部は湿度も高が高くなっておりこちらも故障の原因となります。
エアコンは埃・熱・湿気と故障しやすい原因が3つも揃っており、電化製品の中でも故障しやすいと言われています。
まとめ
ここまでエアコンクリーニングをしないことのデメリットを説明しました。
ではこのデメリットを回避するにはどうすればいいのでしょうか。
結論はもうお気づきだと思いますが、エアコンクリーニングを行う事です。
1年に1度エアコンクリーニングを行うだけで、これまで説明した3つのデメリットが全て解消されます。
でもエアコンのクリーニングって高くてなかなか依頼できない、と思っていませんか?
先ほどの説明を思い出してみてください。
クリーニングをしなかった場合、年間でエアコン1台につき平均5,400円損をします。
さらに埃が詰まることによって故障するとなると、修理代・エアコンの買い替えで何十万円も損をします。
つまりエアコンクリーニングをしないでお金を節約したつもりでも、潜在的に損をしているということになります。
あなたもこの機会に無駄な損失を無くして、同時に快適な生活を手に入れてみませんか?